モーターサイクル用チェーン

バイクチェーン メンテナンス

プロが伝えるバイクチェーンメンテナンス


バイクチェーンの寿命と交換時期

寿命目安:シールチェーン 約15,000㎞~30,000㎞で交換 / ノンシールチェーン 約5,000㎞で交換

チェーンは、消耗品のため下記のような不具合が発生した際には、必ず交換してください。

  • チェーンの伸びにより、チェーンアジャスターで適正な張り調整ができなくなった場合
  • チェーンが硬直を起こした場合
  • ピンが回転している場合(→図1参照)
  • バッテリー液が付着した場合
  • チェーン表面全体に錆が発生した場合
  • ローラーに傷、割れが発生した場合(ローラーが回転しない場合も同様)
  • シールチェーンのシールの脱落・ひび割れがある場合

図1 ピン回転



バイクチェーンの洗浄・給油方法

洗浄方法
チェーンの汚れが著しい時は、EKチェーンクリーナーで洗浄して下さい。 また、洗浄を行った場合、充分に乾燥させた後、必ず給油して下さい。 シールチェーンの場合は、パーツクリーナー、ワイヤーブラシ・高温高圧洗浄機・灯油などの揮発性溶剤等はシールリングを傷めたり、劣化させることがありますので、 使用しないで下さい。

給油方法
500㎞走行後または雨天・悪路走行後には、EKチェーンルブを、プレート間およびブシュ・ローラ間に浸透するよう十分に給油して下さい。(→図2参照)


(シールチェーン)

(シールチェーン)


(ノンシールチェーン)図2 給油方法

(ノンシールチェーン)
図2 給油方法


チェーンはシールの有無に関わらず必ずメンナンスが必要な重要保安部品です。
何故メンテナンスが必要なのか?

〇シールチェーンの場合
・シールの保護:シールの材質はゴム製であり、無注油ですと劣化しやすくなります。
・防錆:チェーンの材質は鉄であり、清掃・注油を行なわないと錆が発生しやすくなります。
    またメッキ部に関しても錆に強い加工ですが、錆が発生しないわけではありません。
・摩耗・騒音の抑制:ローラ・ブッシュ間の潤滑を行なうことで摩耗と騒音の軽減になります。
          また、スプロケットも摩耗しにくくなります。
〇ノンシールチェーンの場合
・防錆:チェーンの材質は鉄であり、清掃・注油を行なわないと錆が発生しやすくなります。
    またメッキ部に関しても錆に強い加工ですが、錆が発生しないわけではありません。
・摩耗・騒音の抑制①:ローラ・ブッシュ間の潤滑を行なうことで摩耗と騒音の軽減になります。
           また、スプロケットも摩耗しにくくなります。
・摩耗・騒音の抑制②:ピン・ブッシュ間はシールでのパッキンがないためグリースが漏れ出ます。
           そのため潤滑しないとピン・ブッシュの摩耗が激しくなるため
           特に念入りに注油する必要があります。

チェーンの清掃・注油を行なうことでチェーンの寿命やフリクションのロスにつながりますので
こまめにメンテナンスをしましょう。



バイクチェーンの調整

チェーンは、出荷前に初期伸び除去を行っていますが、それでも運転初期は、あたりが付く までは伸びが生じます。まず200km~300kmで、張り調整を行って下さい。 その後は500km毎に定期的に行って下さい。 なお、適正たるみ量は、車両のサービスマニュアル記載の数値となるように調整して下さい。(→図3参照)


図3 チェーンの適正タルミ量

図3 チェーンの適正タルミ量(25mm~35mmは参考例です)


バイクチェーン交換時の注意

チェーン交換する場合、次の注意事項を守って下さい。

  • チェーンの交換には、整備資格又は同等の専門知識と経験が必要です。
  • 継手(ジョイント)リンクは、チェーンNo.(刻印)と同じNo.(刻印)の継手(ジョイント)リンクを使用して下さい。
  • カシメジョイントMLJを取付する際にはチェン専用のカシメ工具(EK CRT50A改)が必要です。
  • クリップタイプの継手(ジョイント)リンクを使用の場合、クリップの挿入方向に注意して下さい。(→図4参照)
  • ※クリップジョイントSKJはセミプレスフィットタイプです。取付には『ウォーターポンププライヤー』が必要です。ペンチやラジオペンチでは取付できません。

※その他の継手リンクはこちらを参照してください。

  • チェーンは、適正たるみ量に調整して下さい。(適正たるみ量は、車両のサービスマニュアル記載の数値にて調整ください。)
  • スプロケットは、スケール等を当て芯ずれがないことを確認して下さい。(→図5参照)

図4 (ジョイント)リンク

図4 (ジョイント)リンク


図5 スプロケットの芯ずれ

図5 フロントスプロケットとリアスプロケットの芯ずれ


バイクチェーントラブルシューティング

おかしいなと思ったらまず、このトラブルシューティングをお読みください。


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